富士機工障がい者自死裁判 証人喚問について

西部地区労連

2017年11月10日 16:54

こんにちは、西部地区労連 星川です。

今、鈴木航さんの裁判が終盤にさしかかり、12月11日(月)に証人喚問が行われます。
是非、多くの皆さんに傍聴に来て、応援していただきたいと思います。

知的障がいと学習障がいを持つ鈴木航さんは、県立高等学校を卒業と同時に湖西市の富士機工株式会社に障がい枠で入社しました。

航さんは入社からわずか50日で、出勤時にJR弁天島の駅で貨物列車に飛び込み、今から5年前の5月20日、18歳で自ら命を絶ちました。

私は、鷲津に住んでおり、ちょうど通勤時にこの事件に出くわしたかも分かりません。
また、富士機工は私の家から2、3分の距離で小さいころから見慣れた会社で、まさか、この会社がこんなことをする会社だということを最初信じられなかったことを思い出します。

とても、身近な出来事でした。こんなこともあり、鷲津の駅前での早朝宣伝は可能な範囲で参加したり、支援する会には、周りの人も誘い協力をお願いしてきました。
近所の人から聞くところによると、以前も障がい者とのトラブルもあったようです。

今、毎週のように殺人事件や痛ましい事故のニュースが流れますが、人が大切にされない、特に、青少年が大切にされない風潮というか、社会になってきていることを肌で感じ始めています。
職場でも少ない人員で複雑で多くの仕事をこなさなければならない状況がどこでもあると思います。
そんなとき、人員の確保は労働組合で要求すると同時に、仕事をしたり、仕事で関わった場合、幼い子供や高齢者、障がいを持った人たちには特に配慮が必要と考えます。

今回の裁判は、この間逆のことだと思います。
また、会社は、こんな裁判になる前に正直に「あやまち」を認め、両親に謝ることを今からでも遅くないと思います。

【富士機工障がい者自死裁判の証人喚問情報】
場 所:静岡地方裁判所浜松支部 第一法廷
日 時:12月11日(月) 13:00

皆さんのご支援とたくさんの傍聴をお願いいたします。

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